留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

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留学先国・地域:英国、ブライトン
留学期間:2023年10月~2024年9月
学校名:サセックス大学
専攻名:ジェンダー学
留学形態:修士課程への進学
奨学金名:JASSO 海外留学支援制度(大学院学位取得型)

Q. 留学をしようと思った動機を教えてください。
・英語力の向上
・一度海外に住むことで日本についてより知りたいと考えていたから
・ジェンダー学を学びたかったから

Q. 留学先の国・地域、留学先校を選んだ理由を教えてください。
・サセックス大学はジェンダー学のコースのよさで知られているから
・ブライトンはLGBTQフレンドリーな場所として知られているから

Q. 留学に対する家族の反応はどうでしたか?
・母に反対されました。「大学院を出て社会人になる頃には24歳くらいになっている。それから結婚・子育てとどうするつもりなんだ」というのが理由でした。母に応援してもらえなかったのは残念でしたが、私の人生は私のものなのでそこまで母の反対意見は気にしませんでした。

Q. 留学の準備にはどのくらいの期間を要しましたか?留学を思い立ってから、実際に出発するまで、それぞれの準備段階にわけて教えてください。
留学の準備期間は2年間ぐらいでした。  留学を思い立った時期は大学3年生の秋(2021年秋)で、そこから情報収集、学校選定をはじめました。
出願は大学4年生の10月(2022年10月)にしました。
ビザの申請は2023年の夏にしました。

Q. 留学情報の収集はどのように行っていましたか?使用したウェブサイト、雑誌、イベント、SNS(YouTube、Twitter等)などがあれば、あわせて教えてください。
https://koookiii.com/

Q. 留学中の住まいはどのように探しましたか。
サセックス大学が提供している寮があるので、そこから選びました。

Q. 語学学習はどのように行っていましたか?
英語を教えているYoutubeのチャンネルの動画をみたり、英語のドラマ・映画を英語字幕つきでみたりしていました。  英語ネイティブの友人と英語でよく話していました。

Q. 留学(斡旋)サービスなどは利用しましたか?
出願にbeoというエージェントを使いました。

Q. 留学の資金調達はどのように行いましたか?利用した奨学金などがあれば、あわせて教えてください。
JASSOの奨学金+大学4年間で貯めた貯金が留学資金でした。  「イギリス大学院 奨学金」でよくGoogle検索をしていました。

Q. 準備しておいてよかったこと、また準備しておいたほうがいいことなどはありますか。
デビットカード・クレジットカードなど、決済方法を複数用意しておくことです。ソニー銀行のデビットカードはときどき使えないときがありひやひやしました。
イギリスは日本のように便利ではないし清潔ではないので、小さいことをあまり気にしないという心構えも必要かもしれません。

Q. 入学や学生登録の手続き、ビザの手続きなどはどのように行いましたか。特に苦労したことや気を付けたほうがいいことなどがあれば教えてください。
留学エージェントに教えられた通りにやっていたのでそこまで難しくなかったおぼえがあります。発行するのに時間がかかる書類があるので、はやめはやめに手続きをするといいと思います。

Q. 留学中の学校生活はどうですか(どうでしたか)?海外の学校だからこそ苦労することや、逆に学校生活での楽しみなどを教えてください。
日本の大学で専攻していたことではない分野をイギリス大学院で勉強したので、基礎知識がなく、授業の内容が全く分からないことが多かったです。ディスカッションが多めでした。
授業の前に読んでおかなければならない文献が多く大変でした。ネイティブでもリーディングの課題をやっていない人が多かったです。
キャンパス内外でいろんなイベントが開かれていて楽しかったですし、授業外でともだちを作る機会があってうれしかったです。

Q. 学校外の生活はいかがですか(いかがでしたか)?寮などでの生活や休日の過ごし方に加えて、街の治安などについても教えてください。
ブライトンにはビーチがあるので、ビーチによく遊びに行きました。ブライトンの治安はよいほうだと思いますが、歩いていてこわいなと感じるような場所はたくさんありました。夜に一人で出歩くのは避けたほうがいいと思います。

Q. 留学中の生活で大変だったことを教えてください。また、それをどのように克服、対応しましたか。
・人種差別的な発言を通りすがりの人に言われたり、ホームレスの人に絡まれたりするのが怖かったです。対処法はあまりないと思います。
・寮のセキュリティの人に連絡先をきかれ、デートしないかと誘われることがありました。セキュリティの人は私がどこに住んでいるかピンポイントで知っていたため怖かったです。大学にメールで連絡して何日かたった後にそのセキュリティの人はいなくなっていました。授業内でも授業外でも何かあったらすぐ大学に連絡するといいと思います。
・日照時間の少ない冬は憂鬱でした。日を浴びられるときは浴びるようにしていました。
・乾燥。のどかぜ(viral throat infection)をひいてしまい、いまでも定期的に咳がでる後遺症のようなものに苦しんでいます。
・不衛生さ。日本のようにきれいなところは珍しいです。
・食の選択が限られること。外食は日本より値段が高く、クオリティもそれほど高くないので、食に関して満足することは少なかったです。
・フラットメイトに問題を起こす人が多かったこと。話し合いをして解決することが多かったですが、話し合いでは解決できない文化の壁もありました。
 

Q. 留学を経験してみて感じたこと、学んだことはありますか?留学前と比べて成長した面はありますか。
留学をして、日本のよさにたくさん気づきました。日本の食の豊かさ、公共交通機関のよさ、清潔さ、便利さ、マナーのよさは誇れるものだと思います。
留学前より英語が上達しました。海外で一人で暮らしたことでタフになったと思います。

Q. 留学後の進路について教えてください。
民間企業で数年働いたあと、文部科学省に入省したいと考えています。

Q. 最後にこれから留学をする方へのメッセージ・アドバイスをお願いします。
・とにかく楽しんでほしいです。
・大学院で新しいことを勉強するかたは、留学前に専攻内容の学習をある程度日本語でするといいと思います。
・私は留学前、なるべく留学先では日本人とかかわりすぎないようにしようと考えていたのですが、留学先で日本語を話せる機会があるのはいいことですし、日本人同士で情報交換したり励ましあったりできると安心なので、日本人との交流はある程度したほうがいいと個人的に思いました。
・Too good to goというアプリをぜひ使ってみてください。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。