留学先の国の特徴や留学情報をご紹介。
国ごとの違いを明確に知り、自分にあった留学先を見つけましょう。

このページは2024年に調査した内容を掲載しています。

物価は近年のインフレに伴い、かなりの勢いで上昇しています。他の欧州諸国に比べると、特に外食の値段が高くなっています。

オランダでは、学生は一つのアパートをシェアし、その中の1部屋を借りることが一般的です。バス、トイレ、キッチンなどはシェアメイトと共有します。
平均的な部屋代は月300~600ユーロとなっていますが、留学する都市、家賃に光熱費が含まれるか、手配する業者などによって異なります。例えば、アムステルダムの部屋は、エンスヘデのような小さな街の部屋よりも高額となります。

一部の高等教育機関では、キャンパス内に学生寮を保有しています。学生寮の部屋の手配が可能かは、各高等教育機関に確認して下さい。
光熱費は部屋代に含まれていることが多く、ほとんどの学生は、ガス代や電気代を別途支払うことはありません。これは、家賃に全ての料金が含まれていることが多いためです。
オランダでは深刻な住宅不足が続いています。すべての留学生を収容できるだけの住宅はありません。その為オランダ到着前に出来るだけ早く住居を手配することが非常に重要となっています。良い物件を見つけることは容易ではありません。学生は通常、街中の住宅を他の学生とシェアして住んでいます。Study in NLのウェブサイトで、部屋探しができるウェブサイトが紹介されています。 

最も安く食事をする方法は、自炊をすることですが、どの都市にもカフェがあり、手頃な値段で食事をとることができます。
大都市には世界の様々な料理を提供するレストランがたくさんあります。価格の例を挙げると、カフェでのコーヒーや紅茶1杯は3,00ユーロ、チーズサンドイッチは4,00ユーロ、典型的な学生のカフェでの夕食は12,50ユーロとなっています。
日本の食材は、日系のスーパーマーケットの他に、中華系スーパーマーケット、また自然食品店などで購入出来ます。

オランダで就学する留学生は、健康保険に加入することが法的に義務付けられています。しかし、就学目的のみでオランダに滞在する場合、オランダの公的医療保険に加入することは法律上認められていません。十分な保障のある自国の健康保険に加入してください。
 
緊急性のない症状の診察、薬の処方、専門医への紹介は、ホームドクター、オランダ語でHuisartsが行います。オランダに到着したら、まずホームドクターがいる近くの診療所に登録してください。薬局への登録も必要です。必要な場合、自分のホームドクターの診療所に電話をして、予約を取ります。必要であれば、ホームドクターが薬を処方します。ホームドクターは、更に詳しい検査が必要な場合、紹介状、血液検査や尿検査を受けるための書類を作成してくれます。

オランダは比較的安全な国と認識されています。しかしながら、近年、アムステルダムやロッテルダムをはじめとする都市部では犯罪が多発し、治安は著しく悪化してきています。犯罪の大半は窃盗、盗難、空巣、置き引き、スリ等です。銃器を使った凶悪犯罪はあまり発生していません。

発生場所の多くは、公共交通機関内、及びその周辺、またホテルやレストラン、観光地等です。
防犯対策としては、貴重品の持ち歩きに気をつけ、見知らぬ人には近づかない、また人混みには気をつけるよう、自らの安全を守るよう心がける必要があります。

緊急時は以下に連絡
オランダ警察、112(国内共通)
救急車、112(国内共通)
在オランダ日本国大使館
070-3469544、(国外から)+31-70-3469544

オランダの大学に在籍し、就学目的の滞在許可証で滞在しているEU以外からの留学生は、雇用主が当該留学生のためにTWV(労働許可証)を取得した場合のみ、有給での就労が許可されます。就労が許可される時間、期間は最大週16時間まで、またはフルタイムで夏季の6月、7月、8月の間となります。

オランダでは、麻薬の所持、製造、取引は犯罪です。これはハードドラッグだけでなくソフトドラッグにも適用されます。
オランダでは、18歳以上の者による薬物の使用は犯罪ではありません。しかし、迷惑行為を防止するため、市町村当局により指定された場所での薬物使用を禁止する条項が、一般的な条例に盛り込まれていることがあります。これらの指定区域で薬物を使用した場合、逮捕または罰金の支払いを命じられることがあります。

オランダ人は英語を話しますが、オランダ語を学び、オランダ語の知識を広げることにより、オランダの文化や社会をより深く理解することが出来ます。インターンシップやアルバイトを見つけたい場合にも、オランダ語が話せると非常に便利です。場合によっては必須条件となることもあります。

オランダのほとんどの銀行では口座開設すると、年間手数料がかかります。外国人の学生に口座を提供している銀行は、ABNAMRO銀行です。
オランダの銀行口座開設方法は、まずオンラインで予約を取るか、全ての必要な書類を持参し最寄りの銀行の支店に赴く必要があります。
オランダの銀行口座を開設する為に必要な書類は、滞在許可証、有効な身分証明書(パスポート)、BSN番号(Burgerservicenummer)、住所を証明するもの(賃貸契約書など)です。
 
オランダに長期滞在する場合は、銀行口座を開設し、デビットカード(オランダ語でpinpas)を入手すると便利です。支払いは殆どの場合デビットカードで行われます。多くの食料品店ではクレジットカードが使えません。また現金を受け付けない店もあります。
オランダで、外貨の両替はGWK Travelexで可能です。硬貨の両替は出来ません。

オランダはEUで最初にインターネットを利用出来るようになった国のひとつであり、そのため広範囲で優れたインターネットのネットワークを持っています。オランダの平均インターネット速度は100~120Mbpsで、光ファイバーなどの新技術の導入により、近年大幅に速度は向上しています。
オランダ国内のインターネット普及率は高く、ブロードバンドも普及しているため、ストレスを感じることはほとんどありません。Wifiの普及率も世界トップクラスです。
ホテルやカフェ、主要な観光地ではフリーWiFiが利用できるところが多いです。

自転車

オランダでは、ほとんどの道路に自転車専用道路が整備されており、自転車で移動する学生も多くいます。オランダの高等教育機関に在籍する留学生は、公共交通機関を割引価格で利用することが出来るStudent Mobility Cardを購入することができます。これは、交通系ICカードで、電車、トラム、地下鉄、バス等、すべての公共交通機関を利用することができ、国際学生証にもなっています。まずカードを15ユーロで購入し、毎月4,50ユーロの利用料を支払います。運賃は、公共交通機関を利用した際に自動的に引き落とされます。
交通系ICを利用せずアムステルダムのトラムやバスを利用する場合、1時間有効のチケットの料金は3,40ユーロとなっています。近年は、OVPayと呼ばれるクレジットカードで簡単に乗車できるシステムもあります。
列車の料金は、例えばアムステルダム中央駅からライデン中央駅まで割引を含まない料金で片道10,40ユーロとなっています。

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)は、
文部科学省が所管する団体です。
学生支援を先導する中核機関として、「奨学金事業」
「留学生支援事業」および
「学生生活支援事業」を
総合的に実施し、
次世代の社会を担う豊かな
人間性を備えた創造的な人材を育成すると
ともに、
国際理解・交流の促進を図ることを目指しています。